女優・中谷美紀さんの「オーストリア滞在記」(幻冬舎文庫)です。 華やかな容姿や変幻自在な演技の裏に潜む人間「中谷美紀」が面白い。
14数々の映画、ドラマ、CMなどに出演。
いきなりですが、日本では欧米流の「共同親権」が疑問視されていたりしますが、「共同親権ってどうなの?」と思っている人にぜひ読んでもらいたいのが。 時には誰かに愚痴を言いたくもなりますよね。
でも彼女は女優さんなので、先生に聞いてLampenfieber(和訳:上がり症、舞台負け)やselbsicher(和訳:自信がある)というドイツ語を教えてもらったりと、好奇心旺盛な性格が伝わってきます。
このたび女優の中谷美紀さんが幻冬舎から新しい本「オーストリア滞在記」を出版され、私のところにもこの新しい本を 1冊送っていただきました。
娘とコミュニケーションをとりたいからドイツ語の勉強を頑張っているのだそうです(17頁)。 " 旦那様と元のパートナーとの間の娘Jちゃんと中谷さんとのドイツ語だけでのごっこ遊びや、クッキーを焼いたりという心の触れ合いの描写もほのぼのしていました。 というのも中谷さんは「日本とドイツ語圏の国の文化の違い」にもスポットを当てています。
ドイツ語への飽くなき探究心と、勉学に勤しむ姿。
サンドラ・ヘフェリン サンドラ・ヘフェリン ドイツ・ミュンヘン出身。 オーストリアの日常や情景が細やかに丁寧に描かれています。 また違った味わいなのですが、なんとなくそう感じました。
11合わせてご覧ください。
海外に思いを馳せたり。 中谷さんがドイツ語を勉強する過程のエピソードが面白いです。 昨年の5月1日から始まり7月24日に帰国するまでを書き下ろした滞在日記には、映画祭や記者会見などで流暢な英語やフランス語を披露する中谷がドイツ語と格闘し、コロナ禍でできた時間に庭仕事に励み、夫と元パートナーの間にもうけた娘との交流まで率直に明かしている。
8コロナ禍のなか、彼女はドイツ語を学ぶため語学学校のオンラインレッスンを受講しますが、教科書には「会社で使うようなビジネス用語」が多く載っています。
そうした何でもない日常の断片を綴った文庫本「オーストリア滞在記」が2月4日に発売となります。 近くにテイクアウトができるレストランもないため、毎日何を作ってよいのか途方に暮れることもありましたし、苦手なお菓子作りにも挑戦し、失敗を繰り返しては、真っ黒な炭という傑作が焼き上がったことすらありました。 慣れないドイツ語の学習には四苦八苦。
11そのほかのチロル地方の秋から冬の景色も掲載しました。