そのため、変形していること自体によって、労働能力喪失が認められることを、 被害者の側において、鎖骨の変形による労働能力の減少を主張立証する必要があります。
6肩関節の動きがよくなれば筋力の回復訓練を行います。
むしろ理解しておかなければ偏った治療を提供してしまいます。 典型的な症状は? 肩鎖関節が外れてしまうというのが肩鎖関節脱臼です。 肩の上方に痛みがあるときは鎖骨と肩甲骨の間の肩鎖関節が炎症を起 こしていることがあります。
16肩鎖関節の損傷には程度があり、損傷程度に応じてや亜脱臼、脱臼などを発症することになります。
肩鎖関節脱臼は靭帯が損傷している この肩鎖関節は、向かい合う軟骨と軟骨が特に凹凸にはまり込むような構造はしていないので、容易に外れてしまいそうな形状をしています。 この烏口鎖骨靱帯を治すということがあらゆる肩鎖関節脱臼の基本コンセプトになります。
8その重症度分類でよく使われるのが、Tossy分類(トッシー分類)とRockwood分類(ロックウッド分類)ですが、Tossy分類はザックリ分類なので、個人的にはRockwood分類の方を好みます。
肩鎖関節による肩甲骨の動きは、自由度3であり、上方回旋・下方回旋に加えて、水平面や矢状面において肩甲骨の位置の微調整運動をすることができます。
13これらを考慮すると、 肩をよく使い、負担がかかる肉体労働者、アスリートなどは手術をより積極的に考えるということになります。
関節面の形状は平坦で骨形態の適合性は悪く、関節面には適合性を高めるために関節円板が骨の間に存在し関節包とも連結しています。
私の場合は、 烏口肩峰靱帯(うこうけんぽうじんたい)という烏口突起と肩峰(烏口鎖骨靱帯は烏口突起と鎖骨でしたね)を繋ぐ靭帯を肩峰部分で剥がして、鎖骨の先端に縫い付けてしまう方法をとります。
動きとしては、肩甲骨が肋骨面の上を滑走するような形になりますので、肋骨のアライメント、ひいては脊柱のアライメントが肩甲胸郭関節の機能に関与します。